2006年11月6日、ベルギーの研究機関IMECは、インドのSemIndia社と次世代半導体プロセス技術の共同研究に向けた覚書を交わした事を発表した。
プレスリリース:http://www.imec.be/wwwinter/mediacenter/en/IndiaMOU.shtml(英文)
SemIndia社は、インド政府と協力してインド国内における半導体製造事業の立ち上げを目指している会社で、創設者は元LogicVision社のCEO「Vinod Agarwal」氏。既にAMD社とプロセス技術のライセンス契約を結んでおり、インド国内に半導体製造工場を建設する計画を進めている。
今回IMECとSemIndiaで交わされた覚書は、SemIndia社が2007年にハイデラバードでの建設を予定している半導体製造工場の立ち上げに関するもので、両社は同工場による2009年の製品出荷を目指して、130nmと90nmのCMOSプロセスを共同開発。その先には65nm/45nmのプロセス開発も予定しているという。
またIMECは、バンガロールにあるインド科学専門大学「Indian Institute of Science (IISc)」とも覚書を締結。45nm以下のCMOS技術に向けた材料研究やポストCMOS技術に関する共同研究を進めていく予定としている。
IMECは、インドにおける半導体市場の活性化に向けて積極的に貢献していく姿勢を明確にしており、国家としてもこの動きをバックアップ。発表された2つの覚書は、インドとの協力に積極的に動いているベルギーのVerhofstadt首相の前で署名されたという。
※IMEC http://www.imec.be
※SemIndia社 http://www.semindia.in
※Indian Institute of Science http://www.iisc.ernet.in
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