「Embedded Technology 2006/組込み総合技術展」に出展していた、CQ出版のブース・レポート。
CQ出版は、昨年に引き続き、無料のミニ講演会を連日1時間おきに開催。「nterface」や「Design Wave Magazine」など各誌の執筆者による講演は通路に人だかりを作っていた。
何度かCQ出版ブースに足を運んだ中で、最も聴講者を集めていたのは、FPGAコンソーシアムの浅井 剛氏(東京計器工業株式会社在籍)の講演で、タイトルは「組み込み技術者育成:OJTと実務だけで一人前になれるのか?」
浅井氏は、「人材不足を叫ぶ一方で、企業はちゃんと人材育成を行っているか?」と組み込み業界の現状に警鐘を鳴らし、技術者のスキル低下には、企業の人材育成の仕方にも問題があると指摘。人材不足の対応策として安易に外部委託を行うだけではなく、「企業が基礎教育からしっかりと技術者を教育するべき」、「自社でできなければ、その道のプロに任せるべき」と深刻化する業界の人不足について熱く語っていた。
※CQ出版社 http://www.cqpub.co.jp
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