2006年11月20日、ESLソリューションの業界大手コーウェアは、沖電気工業株式会社が新たなカスタムDSPの開発にコーウェアの「Processor Designer」を採用したことを発表した。
プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2006/2006.11.20.html
「Processor Designer」は、LISA言語を利用したカスタムプロセッサ設計のための統合開発環境で、LISA言語で記述された抽象度の高い仕様から、ソフトウェア開発ツール、論理合成可能なRTL、Cコンパイラ、命令セットシミュレータを自動生成することが可能。カスタムプロセッサの開発を大幅に加速することができる。
沖電気工業は、現在コーウェアが提供しているSystemCベースの統合設計環境「Platform Architect」の前身「ConvergenSC」の時代からの製品ユーザで、その利用実績からコーウェアのソリューションを高く評価。今回新たに「Processor Designer」の採用を決定した。
発表によると沖電気工業は、面積・消費電力の面でコストが高くつく汎用DSPの利用から、独自のカスタムDSPへと切り替え、その設計に「Processor Designer」を適用。新たなカスタムDSPの開発を迅速に進める事に成功した。今後は開発したカスタムDSPモデルを既にコーウェアのツールで構築したハードウェア・プラットフォームに加え、今後のSOC設計の差別化に役立てていくという。
※「Processor Designer」に関する詳細は、コーウェア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp
※沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp
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