2006年10月17日、メンター・グラフィックス社は、ハーネス設計の重要な課題を解決する新たなハーネス設計ソリューション「Capital HarnessXC」を発表した。
プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2006/061017.html
発表されたハーネス設計ツール「Capital HarnessXC」は、メンターのハーネス設計ツールキット「CHS(Capital Harness System)」の1製品として組み込まれるもので、これまで独立した形で利用されてきたハーネス設計ツール「Capital Harness」を「CHS」の中に取り込む為に機能拡張された新製品。
「Capital HarnessXC」の特徴は、「CHS」に組み込まれることにより、その中心となる強力なデータ管理機能を様々な形で享受できる点で、各地に点在する設計拠点間のデータ共有はもとより、毎日繰り返される複雑かつ膨大な設計変更をも完全に管理。ハーネスサプライヤの立場であれば、各自動車メーカーによって異なる様々な設計データをインプットし統合管理する事もできる。
ツールとしては、それらデータ管理機能をベースにハーネス製造設計、コスト計算、エンジニアリング評価、各種レポート出力が可能で、ハーネス設計のおよそ8割を占めると言われている設計変更に関わる作業を大幅に効率化し、柔軟なハーネス設計フローを実現すると同時に開発品質の向上を約束する。
尚、メンターの発表によると、既に米フォード社が「Capital HarnessXC」を含む「CHS」フローを全世界の標準設計環境として採用を決定。これにより「CHS」は、Jaguar、LandRover、Mazda、Volvoなどグループ各社で利用される事になるという。
※「Capital HarnessXC」に関する詳細は、メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.mentorg.co.jp
|ページの先頭へ|