2006年9月13日、ケイデンスは、「Incisive Design Team family」の製品群の一つとして、新たなアクセラレータ・エミュレータ「Xtreme ?システム」を発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h18-09-13.html
「Xtreme ?システム」は、シミュレーション、アクセラレーション、エミュレーションの機能を提供するFPGAとリコンフィギュラブル・プロセッサをベースとした検証システムで、現行製品である「Xtremeシステム」に機能・性能強化を施した上位製品。シミュレーション速度はシミュレータと比較して10倍から10万倍、対応可能なデザイン規模は最高7200万ゲートと従来の「Xtreme Server」の倍のパフォーマンスとキャパシティを実現している。
機能面では、コンパティビリティ・モードが強化され、「Incisive Design Team Simulator」のエミュレーションが可能となり、シミュレーション用コンパイル・スクリプトに対応。また、新しいコンカレント・モードは、設計者がSCE-MI 1.1インタフェースを使用して、トランザクション・ベースのアクセラレーション環境を実行し、最大のエミュレーション・スピードを得ることを可能にする。
尚、製品のリリースは2006年末より開始される予定で、製品構成は、現行製品と同様にエントリー・レベルの製品「Desktop」シリーズとイン・サーキットのエミュレーション機能を含む「Server」シリーズの2種類がラインナップされており、両製品共に最大12ユーザまでの同時利用をサポートしている。
発表に寄せられたコメントによると、サン・マイクロシステムズ社は、OpenSPARC projectにおいて「Xtreme ?システム」を「Xtreme Server」製品上で使用し2倍の性能を実現。一兆回の検証サイクルを実行して、設計を確定させる前に「Solaris Operating System」の起動を確認することができたという。
※「Xtreme ?システム」に関する詳細は、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社にお問い合わせ下さい。
http://www.cadence.co.jp
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