2006年9月4日、国産エミュレーション・システムを手掛ける、株式会社エスケーエレクトロニクスは、ファブレスLSIベンダの株式会社アクセルが同社のASIC検証プラットフォーム「Accverinos(アキュベリノス)」を採用したことを発表した。
発表によるとアクセルは、採用した「Accverinos」を同社の主力製品であるアミューズメント機器(パチンコ機・パチスロ機)向けの最新のグラフィックスLSI「AX51301」の検証とエンドユーザへのデモに適用。採用にあたってのポイントとして、以下の2点を挙げている。
■「AX51301」のアーキテクチャに合うようにFPGAモジュール及びその他周辺モジュールをカスタマイズ可能
■各モジュール間の高速通信が可能
エスケーエレクトロニクスが開発する「Accverinos」は、ASIC検証をターゲットとするFPGAベースのエミュレーション・システムで、ベースとなるFPGAボードにメモリや追加のFPGAなど様々なオプションの機能モジュールを用途に応じて簡単に装着する事が可能。
Xilinx社のVirtex-4を搭載する最新のベースボード「B-20」をはじめ、現在ベースボードは3種類、機能モジュールは6種類用意されており、動作速度は200MHzを保証。最大200万ゲートのデザインに対応可能で、ボードを複数台接続する事でより大規模なデザインの検証も実現できる。
今回エスケーエレクトロニクスは、ベースボードと合わせてFPGAモジュール、FPGAモジュール間接続モジュール、CPU評価ボードコネクタ変換モジュールなど、アクセルの要求を満たすカスタマイズした機能モジュールを提供。これら対応によって、短期間で「AX51301」と同等の機能を「Accverinos」上のFPGAに実装でき、LSIの検証期間を短縮すると同時に、ソフトウェア開発の期間も短縮することができたという。
※「Accverinos」に関する詳細は、株式会社エスケーエレクトロニクスにお問い合わせ下さい。
http://www.accverinos.jp
※株式会社アクセル
http://www.axell.co.jp
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