2006年9月4日、SystemCのアサーション・ベース検証環境を手掛ける、米JEDA Technologies社は、当社の検証ツール「NSCa」に「トランザクション・レベル・アサーション機能」を追加した事を発表した。
「NSCa」は、既存のSystemC環境と容易に統合可能なネイティブSystemCアサーション・ベース検証ツールで、予め用意された「NSCaアサーションマクロ」や「NSCaの拡張C++構文」を利用することで、アサーション検証を行うことができる。
これまで「NSCa」のサポートするアサーションはサイクルベースに限定され、RTL検証にしか利用する事が出来なかったが、システムレベル検証にも対応するために、今回新たに「トランザクション・レベル・アサーション機能」を追加。SystemCには用意されていないトランザクション・レベルのアサーションを扱うことが可能となった。
これにより、トランザクション・レベルからサイクル・レベルまでトップダウンのSystemCアサーション検証環境が整い、ソフトウェア開発者、システム設計者、RTL検証エンジニアなど幅広いユーザが、少ないアサーション記述量でSystemCコードを効果的かつ効率的に検証することができるようになる。
尚、JEDA社製品の国内販売代理店エッチ・ディー・ラボ社では、「NSCa」最新バージョンを紹介する専門セミナーの開催を計画中で、今回発表された新機能に関する詳細もその場で明らかにされる予定。
※JEDA Technologies社 http://www.jedatechnologies.net
※株式会社エッチ・ディー・ラボ http://www.hdlab.co.jp/web
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