2006年9月21日、国内のEDA大手である株式会社図研は、基板設計システム「CR-5000/Board Designer」のLinuxサポートを発表した。
プレスリリース:http://www.zuken.co.jp/news/clipdata/060921data.html
図研の「CR-5000/Board Designer」は、電子回路/基板設計におけるデファクトツールとして、日本国内に限らず北米やヨーロッパでも利用されている図研の主力製品。これまでは、HP-UX、Solaris、Windowsの3つのOSをサポートしていたが、半導体およびパッケージ設計分野に広がるLinuxニーズの高まりを受け、2006年10月リリース予定の「CR-5000 Rev.9.000」から、新たにLinuxのサポートを開始する。
尚、今回のサポートを開始するのは「Redhat Enterprise Linux」で、 Windows版やUNIX版のLinux上でのエミュレーションではなく、CR-5000のソースコードをスクラッチからLinux上に移植しているため、Linuxの持つパフォーマンスや特徴を最大限に活用可能。Windows版/UNIX版とデータベース互換性を保持して混在運用することもできるという。
図研の発表によると、既にLinuxサポートに関する開発/品質保証プロセスは完了しており、現在、欧州の大手モバイル通信機器メーカーによる評価運用が進行中。予定では10月1日より正式出荷が開始される。
※「CR-5000/Board Designer」に関する詳細は、株式会社図研にお問い合わせ下さい。
http://www.zuken.co.jp
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