2006年8月21日、各種LSI開発用IPコアを手掛ける、インベンチュア株式会社は、PCI Expressの開発を加速させる開発キット「PTFNavi」の発売開始を発表した。
プレスリリース:http://www.inventure.co.jp/news/ptfn/
インベンチュアは、今年4月に図研の子会社として設立された会社で、図研のIPビジネスを継承しPCI Expressコア「Z-core PCI Express」をはじめとした各種IP及びIP開発キットの開発・販売を行っている。
今回発売された「PTFNavi」の最大の特徴は、業界初となるDUT側からの測定機能を完備している点で、これにより計測器では解析できないパフォーマンスの追及を実現。LSI開発前に対向側と接続した際の転送レートを確認できるため、レーン数、バッファ容量の検討など、PCI Expressバスシステムの開発を導入したその日から加速することができる。
「PTFNavi」は、PCI Express開発のためのボード、IPコア、ソフトウェアが一体となったキット製品で、主な機能は下記3点。これらの機能によって、PCI Expressの検討段階、アプリケーション開発段階、デバイス評価段階の全てをカバー。全ての作業はGUIを用いて行うことが可能となっている。
【PTFNaviの主な機能】
■PIPE IFの信号を観測するプロトコルアナライザ機能
■任意にパケットを生成するエキササイザ機能
■エラー挿入機能(PCI Express RAS機能)
尚、この「PTFNavi」の販売価格は1セット564万円(販売数により異なる)。初年度は50セット以上、3億円の売り上げを見込んでいるという。ちなみに、同社の販売するPCI Expressコア「Z-core PCI Express」は、既に国内10社以上の採用実績があり、ゲーム、MFP、放送機器など30以上のプロジェクトで使用されているとの事。
※「PTFNavi」に関する詳細は、インベンチュア株式会社にお問い合わせ下さい。http://www.inventure.co.jp
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