2006年7月28日、日本電気株式会社、NECエレクトロニクス株式会社、松下電器産業株式会社、パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社、テキサス・インスツルメンツの5社が、第3世代以降の携帯電話の通信技術の中核を担う「通信プラットフォーム」の開発・設計・技術ライセンスをグローバルに行う合弁会社の設立を発表した。
プレスリリース:http://www.nec.co.jp/press/ja/0607/2703.html(NECプレスリリース)
設立される新会社の会社名は、「アドコアテック株式会社」。
同社はYRP(横須賀リサーチパーク)内に8月中に設立される予定で、同社への各5社の出資総額は120億円。出資比率は、NEC・NECELと松下電器・パナソニックモバイルがそれぞれ約44%、TIが約12%、従業員数は、当初約180名の見込みとなっており、同社の開発成果物を採用した製品は、2007年秋の出荷を目標としている。
「アドコアテック株式会社」と出資した計5社の基本的な事業スキームは以下の通りとなっている。
1) NEC、NECEL、松下電器、パナソニックモバイル、TIの5社は新会社に出資するとともに、開発リソースを提供し、2.5G及び3G以降の通信技術を新会社にライセンスする。5社から提供された技術をもとに、新会社は、競争力ある3G以降の通信プラットフォームを開発する。
2) 新会社は2.5Gおよび3G以降の通信回路設計情報をNECEL、松下電器(半導体社)、TIにライセンスする。NECとパナソニックモバイルは、これをもとに生産された半導体を両社の携帯電話に搭載する。
3) NECEL、松下電器(半導体社)、TIは、広く国内外携帯電話メーカーに半導体を販売する。
4) 新会社は、これらの半導体を搭載する携帯電話の商品化に必要なソフトウェアを含む通信プラットフォームと、システム評価、カスタマイズサービスなどのトータルソリューションを携帯電話メーカーに広くライセンスする。
※「アドコアテック株式会社」の設立に関する詳細は、出資元各社にお問い合わせ下さい。
※日本電気株式会社 http://www.nec.co.jp
※NECエレクトロニクス株式会社 http://www.necel.com
※松下電器産業株式会社 http://panasonic.co.jp
※パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社 http://panasonic.co.jp/pmc
※テキサス・インスツルメンツ http://www.tij.co.jp
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