イスラエルのSimPlus Verification社は、昨年は米Aldec社のブースにて製品を展示。今回が初の単独出展となる新興EDAベンダで、テストベンチの自動生成環境「SPV Testbench Studio」を展示していた。
「SPV Testbench Studio」は、C++ベースのテストベンチ自動生成環境で、ケイデンス社の「Specman Elite」のように汎用のHDLシミュレータと併用できカバレッジ解析機能なども搭載されている。
汎用のC++環境で容易かつ高速にテストベンチを自動生成できる点が最大の特徴で、競合の他社製品と比較して約5倍高速にテストベンチを生成。専用のC++ベースシミュレータ「SPV Simulator」を用いて高速に検証を実行できるほか、生成したテストベンチをHDLシミュレータに簡単に移行可能。また、ビデオ・オーディオファイルを取り扱うC++ライブラリやMATLABインタフェースライブラリ、プロジェクト生成ウィザード等も備えられている。
話によるとSimPlus社は、約2ヶ月前にプロトタイピング・ジャパン社と代理店契約を結んだばかりで、日本市場ではこれから本格的に活動する予定。既にワールドワイドで計25社の顧客を持ち、中にはe言語から乗り換えたユーザも存在しているという。
※SimPlus Verification社 http://www.simplusver.com
※プロトタイピング・ジャパン株式会社 http://prototyping-japan.com
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