英SpiraTechは、マルチレベルのバスモデルを自動生成するESLツールセット「Cohesive」を展示していた。
昨年のDACで米ガートナー社に必見の技術と称された同社は、異なる抽象度で記述されたモデルを接続するトランザクタを自動生成する技術をベースに、様々な抽象度のモデルに接続可能なBFM(Bus Function Model)の開発環境「Cohesive」を提供している。
「Cohesive」の中には、トランザクタ・シンセサイザとBFMコンパイラが「Generator」として備えられており、ある一つのBFMソースから様々な抽象度のBFMやVIP(Verification IP)を自動生成。SystemC、C++、または合成可能なVerilogコードとして出力することができる。
また、VIP向けのデータベス及びアサーションの自動生成も可能なほか、生成したBFMモデルのデバッガ、シミュレータやエミュレーションツールと接続するためのリンカー、標準的なバス/インタフェースのライブラリが用意されている。
ライブラリは、PV、PVT、CC、RTLの各抽象度をフルサポートしており、AXI、AHB、APB、PCI Express、OCP/IP、USB、UARTなどを初めとして豊富にラインナップされている。
話によると、未だ日本に販売代理店は無いが既に日本企業3社と商談中で、ワールドワイドでは計8社(US4/UK4)の顧客が存在しているという。
ライセンス価格は、サイトライセンスで30万米ドルから。
※SpiraTech http://www.spiratech.com
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