米Forte Design System社は、今年5月にリリースしたばかりの動作合成ツール「Cynthesizer」のバージョン3.1を展示していた。
「Cynthesizer」3.1では、SystemC2.1への対応をはじめTLM合成機能の強化や、合成結果のグラフィカル解析、フォルスパスの最適化など既存の搭載機能がエンハンスされた。
また、新たにFPGAをターゲットとした動作合成もサポートし、SystemC記述からFPGAへのダイレクトなインプリメントが可能となった。
フォルテは、自社ブース内スイートで各種動作合成関連のセミナーを実施していたほか、初日のSystemCチュートリアルなど、DAC会期中に行われていた様々なESL関連のセッションでSystemC TLMからの動作合成(特にTLM合成周り)に関する発表を行っていた。
話によると、TLMモデルからピンレベルのインターフェイスを自動合成する「TLM合成機能」は、新たにARMのAHBバスにも対応する予定で、既にリリース間近の状態にあるという。また、ユーザの感度について訪ねたところ、Forte社製品の導入に積極的なのは日本、次いでEUROのユーザーで、北米市場ではようやく製品評価の動きが活発化してきたとの事でユーザー数は未だ少ないらしい。ちなみに韓国にも既にユーザが存在しているとの話。
※フォルテ・デザイン・システムズ株式会社 http://www.forteds.com/japan
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