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シノプシス、3Dリソグラフィ・シミュレータを手掛ける独SIGMA-C社を買収>>補完技術を入手しDFMフローを強化

2006年8月16日、シノプシスは、3Dリソグラフィ・シミュレータを手掛ける独SIGMA-C Software社の買収を完了したと発表した。

プレスリリース:http://www.synopsys.com/news/announce/press2006/snps_acqsigmac_pr.html(英文)

SIGMA-C社は1987年設立の会社で、チップの製造工程向けリソグラフィ・シミュレータ「Solid E」を主力製品として手掛けてきていた。昨年5月には加熱するDFMの流れに合わせた、チップの設計工程向けの新製品「SOLID+」をリリースし、新たなニーズに向けた取り組みを進めていた。

シノプシスは、今回2050万米ドルでSIGMA-C社を完全買収。しかし、買収といってもSIGMA-C社のオーナーという形を取り、SIGMA-Cという会社名、製品名などのブランドはそのまま残される形となる。

シノプシスによると、SIGMA-C社のコア技術である3次元解析技術は、シノプシス社のDFMツールやTCADと共通する部分が無く、ツールを組み合わせ相互に補完し合う形で運用することで、より強力なDFMフローを実現できるとしている。

具体的には、インプリメンテーション工程向けの「SOLID+」は、シノプシスの新製品イールド解析ツール「PrimeYield LCC」と組み合わせ、製造工程向けの「Solid E」はTCADツール群の「Sentaurus」と組み合わせて利用していく予定だという。

※SIGMA-C社の買収に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp

※SIGMA-C社 http://www.sigma-c.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2006/08/22 )

 

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