2006年6月28日、シノプシスは、次世代のトランジスタレベル・スタティックタイミング解析ソリューション「NanoTime」を発表した。
プレスリリース:http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2006/20060628.html
「NanoTime」は、既存の製品「PathMill」の後継にあたるトランジスタ精度のスタティックタイミング解析ツールで、タイミングとシグナルインテグリティのコンカレントな解析に対応。優れた解析実行速度と解析容量により、百万トランジスタ以上の大規模回路でも一晩で解析を実行可能で、組み込まれているNanoSimテクノロジによって、シリコン精度の解析を実現する。
※NanoSim:シノプシス社の高速フルチップ回路シミュレータ
また、「NanoTime」は、ゲートレベル・スタティックタイミング解析ソリューション「PrimeTime」とシームレスに実行できるため、ゲートレベルとトランジスタレベルのブロックが混在するチップ全体を解析することもできる。
発表によると、既にARM社では「NanoTime」を90nm設計フローにを組み込んで活用中。同社は、これまで過去10年以上「PathMill」使い続けてきたユーザであるという。
※「NanoTime」に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp
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