米Tharas Systemsは、独自プロセッサ方式のハードウェア・アクセラレータ「Hammer」の最新製品を展示していた。
「Hammer」は、プロセッサベースのアクセラレータで、RTLコードをコンパイルし、プロセッサの命令にマッピングしてシミュレーションを行う方式を取る。
何よりもその検証速度の速さと対応可能なデザイン規模が「Hammer」の売りで、展示されていた「HammerSX」を4台繋げたシステムでは、1Mゲートのデザインを約40秒、30?50Mゲートのデザインを約1時間、最大64Mゲートのデザインに対応できるとしている。
ここ最近のトピックスとしては、SystemVerilogに対応しSystemVerilog?DPIを用いた協調シミュレーションや、SystemVerilogアサーションの利用が可能となった他、4値対応、マルチユーザ対応も済ませ、「HammerMX」では最大8ユーザのアクセスが可能となったとの事。また、これまで不可能としていたアクセラレータ内部でのクロック生成や、ビヘイビア記述の入力にも対応したとしている。
ここのところユーザの引き合いも順調に増えているとの事で、ブースも活況の様子だった。
尚、話によると同社は既にATI社、Cisco社、RMI社ほか、北米大手4社を顧客としており、最新の顧客例では製品導入後、システムの設営からRTLコードのコンパイルまで僅か1週間で完了する事ができたという。
※株式会社日本サラス http://www.tharas.com/contact/
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