米Blaze DFM社は、展示ブースにて電気的なYelid最適化を行うDFMツール「BLAZE MO」を展示していた。
同社は2004年10月に設立された新興EDAベンダで、今回が2度目のDAC出展。CEOは元Forte Design SystemsのCEO Jacob Jacobsson氏が努めている。
「BLAZE MO」は、一般的にDFMと呼ばれるプロセスの歩留まり向上を目指すツールではなく、デザイン完了後のGDSデータに対し、インバータのゲート長を延ばす事によってリーク電流の削減を狙うもの。
ツール内部の解析エンジンによって、どの程度ゲート長を延ばす事が可能かを解析し、その結果をサードパーティ製OPCツールへと渡す。
同社スタッフの話によると、先日発表されたQualcomm社における事例では、「BLAZE MO」によってリーク電流を28%削減することに成功。また、台湾TSMC社との協業により、TSMCの顧客に向けた評価サポートなどが開始される予定との事。
更に同社は、メタルフィル関連のDFMツールの開発を水面下で進めており、既にベータ版が完成。年内の製品出荷を目指しているという。
尚、同社の日本代理店は未だ存在せず、日本企業への導入実績も未だ無い。
※Blaze DFM社 http://www.blaze-dfm.com
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