2006年5月30日、メモリIPをはじめ各種標準インタフェースの設計および検証ソリューションを提供する、米デナリ・ソフトウェアは、独自のレジスタ記述言語「RDL」を拡張・強化した新言語「SystemRDL」を発表。その言語仕様を公開した。
※RDL:Register Description Language
プレスリリース:http://www.denali.com/news_pr20060530.html(英文)
デナリの「RDL」は、チップとソフトウェアのインタフェースとなる制御レジスタを記述するための専用言語で、制御レジスタの管理やドキュメンテーション、開発用のモデルやビューを生成する同社のESLツール「Blueprint」の入力として用いられている。
デナリは、この「RDL」をレジスタ記述の業界標準として普及させ、SoC開発やIP流通を効率化する事を目指しており、昨年11月には、「Register Description Language (RDL) Alliance」を創立し、ミップス社、ラムバス社、メンター・グラフィックス社などの業界各社との協力関係を進めていた。
今回発表された「SystemRDL」は、これまでの「RDL」が拡張・強化されたもので、これまでよりも高い抽象レベルでレジスタの構造と詳細な動作を記述できるようになり、合わせてSystemVerilogの設計および検証メソドロジとのインテグレーションも可能となった。
尚、この「SystemRDL」の発表により、これまでの、「RDL Alliance」は、「SystemRDL Alliance」という名称に変更し活動を継続。勿論、アライアンスの創立メンバーである、ミップス社、ラムバス社、メンター・グラフィックス社は、新たな「SystemRDL」のサポートを表明している。
「SystemRDL」の言語仕様は、現在「SystemRDL Alliance」のWebサイトで公開中。誰もが無償でダウンロードする事ができる。
※「SystemRDL Alliance」
http://www.systemrdl.org
※「SystemRDL」及びESLツール「Blueprint」に関する詳細は、デナリ・ソフトウェア・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.denalisoft.co.jp
|ページの先頭へ|