2006年6月14日、コプロセッサの自動生成ツールを手掛ける、英CriticalBlue社は、ベンチャーキャピタルから新たに370万ドルを調達。増資第2ラウンドを完了したことを発表した。
今回出資したのは、Herald Ventures、Pentech Ventures、 LanzaTech Ventures、Silicon Valley angel investorsの4者。
CriticalBlueによると、調達した資金は主に同社製品「Cascade」の世界的な販売促進とサポートに充てる予定だという。
「Cascade」は、ソフトウェアのボトルネックを自動的にコプロセッサとして合成しRTLを出力するツールで、ARMベースのシステムを容易に高性能化することができる。ツールの成果物としては、ボトルネック部のハードウェア(RTLコード)の他に、バスインタフェースのRTL、テストベンチ、合成実行スクリプト、シミュレーション用のSystemCモデル、コプロセッサ用のマイクロコードなども出力可能で、既存のARMベースのシステム開発フローを崩すことなく、ツールを取り込む事ができる点を特長としている。
同社は2003年5月に設立され、同年11月に増資第1ラウンドを終了。2005年より日本企業への営業も開始し、既に国内大手メーカーの導入実績もあるという。
※CriticalBlue
http://www.criticalblue.com
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