2006年6月19日、ルネサステクノロジは、次世代マルチメディア処理に適した、SoC搭載用の高速・低消費電力動作のVLIW型ソフトマクロDSPコアを開発したことを発表した。
今回の高速DSPコアの開発は、先頃ホノルルで開催された「2006 Symposium on VLSI Circuits」において発表されたもので、ルネサスは動作速度を従来比約20%高速化する高速動作技術を開発。90nmCMOSプロセスにてDSPを試作した結果、電源電圧1.2Vで、最大動作周波数1.047GHz、電源電圧が0.8Vで、0.10mW/MHz(128-tap FIRフィルタ動作時)の低消費電力を、約0.5mm2の小コア面積で実現したという。
この高速動作技術の特長は、以下の通り。
■演算と飽和処理を並列に行える飽和処理回路の新技術。処理速度が従来比10.5%アップ。
■クリティカルパスの配線長を最小化する、レイアウトの階層構造。速度が最適化され従来比9.3%の速度改善を達成。
※発表された高速DSPコアに関する詳細は、株式会社ルネサステクノロジにお問い合わせ下さい。
http://japan.renesas.com
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