2006年5月22日、ESLツールベンダ大手の米コーウェアは、広帯域ワイヤレス規格の推進団体「WiMAX Forum」に加盟し、同社のアルゴリズム開発環境「CoWare Signal Processing Designer(旧SPW)」に、「WiMAX リファレンス・ライブラリ」を新たに追加した事を発表した。
プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2006/2006.05.22.html
「WiMAX Forum」は、IEEE 802.16およびETSI HiperMANワイヤレスMAN規格を推進するための非営利団体で、2002年の設立以降、同規格の推進と合わせて、同規格に対応する製品の相互運用性を認証するための様々な取り組みを行っている。
今回コーウェアが発表した「WiMAX リファレンス・ライブラリ」は、IEEE 802.16/16e規格をカバーしており、コーウェアのPlatform-driven ESL Designソリューションを使用することにより、関連する製品向けSoCのタイム・ツー・マーケットを約6ヶ月間短縮できるようになる。
また、コーウェアのソリューションを用いることにより、オペレータのネットワークキャパシティに影響を与える地域におけるマルチパス特性や、人口過密地域における干渉問題の両方に対して、WiMAX SoC実装パフォーマンスを最適化できるという。
コーウェアのアルゴリズム開発環境「CoWare Signal Processing Designer」には、今回追加された「WiMAX リファレンス・ライブラリ」の他に、ハードウェア設計用、通信システム開発用、画像処理システム開発用、ワイドバンドCDMA向けアルゴリズム開発用など、開発目的に応じた様々なライブラリが用意されており、アルゴリズム設計から、ASIC/FPGA/SoC実装までの開発期間を大幅に短縮することができる。
コーウェアでは、今回の「WiMAX リファレンス・ライブラリ」の発表に伴い、WiMAXに特化したセミナーを6月20日に開催する予定で、同セミナーでは、WiMAXに関する技術詳細の他に「CoWare Signal Processing Designer」を用いたWiMAXアルゴリズム開発環境について聞く事ができる。
※セミナー開催情報:http://www.coware.co.jp/Event/WiMAX_Seminar.htm
※「CoWare Signal Processing Designer WiMAXライブラリ」に関する詳細は、コーウェア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp
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