2006年5月25日、株式会社図研のSoC事業部は、デジタル情報家電のネットワーキング組込みシステム用ミドルウェアとして、UPnP Device Architecture 1.0勧告準拠のライブラリ、「Z-core eConnect」を発売した。
※UPnP:Universal Plug and Play
プレスリリース:http://www.zuken.co.jp/soc/doc/news/news20060525.html
UPnPとは、家庭内の情報家電やパソコンなどの機器をネットワークで接続し、相互運用するための技術仕様で、WindowsXPでの標準サポートなどメーカーの採用も進み、ホームネットワーキングには必須のプロトコルとなっている。
今回、図研がリリースした「Z-core eConnect」は、UPnPプロトコルおよび周辺部をパッケージ化したミドルウェアで、これを用いることにより、これまでホームネットワーキング向けの組み込みシステム開発で必要となっていた、規格調査、実装、相互接続性検証といったUPnPプロトコルの規定に関する作業を削減することが可能。
ユーザーは、規定部分は「Z-core eConnect」を活用し、システム依存部分は、カスタマイズ・追加設計を行うことにより、ユーザー独自の付加価値の追求に専念できると同時に、UPnP対応システムの開発期間を短縮することができる。
「Z-core eConnect」は、プロジェクトライセンスまたはマルチライセンスで供給される予定で、価格は100万円から。合わせて、製品開発部隊によるカスタマイズサポート、組込みサポート、仕様レベルからのコンサルティング・サービスなども提供される。
図研では、「eConnect」のライセンス及び「eConnect」利用の組み込みシステム開発受託を含め、初年度1億円、3年後に3億円以上の売上を見込んでいるという。
※「Z-core eConnect」に関する詳細は、株式会社図研、SoC事業部までお問い合わせ下さい。
http://www.zuken.co.jp/soc
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