2006年5月17日、メンター・グラフィックスは、同社のプラットフォーム・ベース設計ツール「Platform Express」がSPIRIT仕様の最新バージョン1.2をサポートしたことを発表した。
プレスリリース:http://www.mentorg.co.jp/news/2006/060517.html
「Platform Express」の新バージョンv3.3.0では、SPIRITの新仕様で強化された検証IPに対するサポートを最大限活用しており、新たに0-In CheckerWare検証IPならびにPSL、OVLアサーションをサポートするジェネレータを提供する。
また、「Platform Express」は、同社の検証環境「Questa」とも統合されているほか、他の検証環境を使用するためのフレームワークも整備されており、これらの検証環境の強化によって、RTL IPの再利用効率が高まり、Platform ExpressとSPIRIT仕様に準拠したIPライブラリを使って、SoCシステムを極めて短時間で自動生成することが可能となる。
SPIRITは、SoCプラットフォーム設計にIPを効率的に統合するための業界標準で、SPIRIT仕様に対応することで、SoC設計におけるIP利用の柔軟性を高め開発期間も短縮することができる。最新のSPIRIT仕様1.2では、XMLで作成されたIPデータブックを用いることで、IPブロックの設定やシステムへの統合を自動化できる機構が盛り込まれており、IPベースの設計および検証のための完成されたプラットフォームを提供するものとされている。
SPIRITコンソーシアムは、ARM、Cadence Design Systems、メンター・グラフィックス、Royal Philips Electronics、STMicroelectronics、Synopsysの6社によって創立され、現在、IPベンダ、EDAベンダ、半導体ベンダ、セットメーカーなど計47社が加盟している。
※「Platform Express」に関する詳細は、メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.mentorg.co.jp
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