2006年5月22日、ケイデンス・デザイン・システムズは、低消費電力のICの設計において、エレクトロニクス業界が直面している課題を解決するために、業界大手各社と「Power Forward Initiative」を組織したことを発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h18-05-23.html
発表されたイニシアティブのメンバー企業は、ケイデンス含む下記計9社。
◆ケイデンス・デザイン・システムズ社
◆アプライド マテリアルズ社
◆AMD社
◆ARM社
◆ATI Technologies社
◆フリースケール・セミコンダクタ社
◆富士通株式会社
◆NECエレクトロニクス株式会社
◆TSMC社
このイニシアティブでは、その目的の一つとして、業界をリードするメンバー企業各社の専門性を活用して、設計、検証、インプリメンテーションをリンクした、消費電力削減のための新しいオープンな仕様を作り、促進することを掲げており、具体的には、デザイン・チェーン全体を通じて使用できる、低消費電力設計のための新しい共通言語「Common Power Format (CPF)」の仕様策定に向け、その実証プロジェクトを進めていくとしている。
「Common Power Format」は、あらゆる設計及びテクノロジに関連した消費電力上の制約を単一のファイルによって把握し、そのファイルを設計フロー全体に適用することによって、設計開発及び製造向けに一貫した基準を提供するもので、イニシアティブでは、今後、2007年よりオープンな業界標準化プロセスを開始することを目指すという。
※「Power Forward Initiative」に関する詳細は、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社にお問い合わせ下さい。
http://www.cadence.co.jp
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