2006年4月3日、SystemCアサーションツールを手掛ける、米JEDA Technologiesは、株式会社エッチ・ディー・ラボとの日本国内における製品の独占販売代理店契約を発表した。
プレスリリース:
http://www.hdlab.co.jp/web/jeda/JedaHdlabNews_web.pdf(hdlab日本文)
http://www.jedatechnologies.net/base/?q=node/159(Jeda英文)
JEDAは、サン・マイクロシステムズで検証用言語「Vera」を開発したチームが立ち上げた会社で、今年2月に同社初のEDA製品となるSystemCのアサーションツール「NSCa」を発表。既に北米およびヨーローッパでの製品販売を開始しており、先月「NSCa」を用いて開発した「OCP-IPコンプライアンスチェッカー」をOCP-IPに寄贈することを発表したばかり。
※関連ニュース「米JEDA、SystemCベースのOCP-IPコンプライアンスチェッカーをOCP-IPに寄贈」
http://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=402
「NSCa」は、SystemCユーザ向けのアサーションベース検証のための環境で、RTL中心のアサーションベース検証をシステムレベルへと引き上げ、検証効率を改善することができる。
具体的には、「NSCa」を利用することにより、これまでCやC++では難しかった複雑なアサーションの記述を簡潔かつ容易に作成することができ、アサーションのデバッグやカバレッジ・チェック、トレースなども統合された一つの環境上で行うことが可能。アサーションは、C++を拡張した「NSCa」独自の構文を用いて記述する方法と、「NSCa」のアサーション・マクロをSystemCのコードから呼び出す方法の2通りあり、オプション製品として、SVA(SystemVelirogAssertions)を変換して利用する為のトランスレータ「NBridge-SVA」も用意されている。
今回、JEDAとの契約を受けてエッチ・ディー・ラボは、既存のコンサルティングや設計・トレーニング関連のサービス部門とは別に、新たにEDA製品部門を立ち上げ体制を強化。既に「NSCa」の販売及びサポート業務を開始しており、製品は即日出荷可能。また、今年5月以降に「NSCa」の製品セミナーを開催する予定だという。
※「NSCa」に関する詳細は、株式会社エッチ・ディー・ラボにお問い合わせ下さい。
http://www.hdlab.co.jp
※JEDA Technologies
http://www.jedatechnologies.net/base/?q=
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