2006年4月3日、シンプリシティは、FPGAインプリメンテーションとASICベリフィケーション分野に向けてR&D投資および人材をフォーカスするという方向転換を実施すると発表した。
プレスリリース:http://www.synplicity.jp/corporate/pressreleases/2006/SYNPJP_18B1.html
シンプリシティの社長兼CEOであるGary Meyers氏によると、LSIロジック社のPlatform ASICプロダクト市場からの撤退を受け、ASICプロダクトラインへの投資に関しての再評価を行い、セルベースおよびStructured ASIC市場からの引き上げを決定。
Structured ASIC市場の潜在的な成長性を認識しつつも、今後はより大きな収益性があると思われる、FPGAインプリメンテーション分野、DSP向けのESLシンセシスおよびASICベリフィケーション製品への投資を進めていくという。
今回の決定によって製品開発が中止となる製品は、「Amplify RapidChip」、「Amplify ISSP」、「Amplify AccelArray」と「Synplify ASIC」。シンプリシティは、これら製品ユーザのサポート、ならびに富士通マイクロエレクトロニクス、LSIロジック、NECエレクトロニクスとの関係は継続して契約を遂行していくとしている。
また、社内のASICのR&Dチームのおよそ半数については他の成長分野に振り分ける一方、本社サニーベイル地区を中心におよそ8%の人員整理を行う予定。シンプリシティは、これらの整理によって年間人件費が約450万ドル削減されると予想している。
※シンプリシティ株式会社
http://www.synplicity.jp
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