2006年3月1日、組み込みシステムの仮想プロトタイピング環境を手掛ける、米VaST Systems Technologyは、ARM1136、ARM1156、ARM1176のバーチャル・プロセッサ・モデルのリリースを発表した。
バーチャル・プロセッサ・モデルは、VaSTの提供する仮想プロトタイピング環境の核となるもので、これを用いた仮想システム・シミュレーションによって、ハードウェア無しでもソフトウェアおよびプロセッサの動作を確認することが可能。ターゲット・コードを最高200MIPSという超高速でシミュレーションできる。
VaSTによると、VaSTの仮想プロトタイピング環境は、無線、コンシューマ製品、テレコム関連、自動車など幅広いユーザに使用されており、無線分野におけるARMの普及に伴って、ARMのバーチャル・プロセッサ・モデルのニーズが増大したという。
尚、VaSTは、ARM7、ARM9、ARM11のほかに、StarCoreのDSPモデルやMIPS、NEC、ルネサス、東芝など各社のバーチャル・プロセッサ・モデルを用意している。
※VaST Systems Technology
http://www.vastsystems.com
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