2006年3月6日、SystemCアサーションツールを手掛ける、米JEDA Technologiesは、開発したOCP-IPコンプライアンスチェッカーをOCP-IPに寄贈することを発表した。
プレスリリース:http://www.jedatechnologies.net/base/?q=node/156(英文)
JEDAは、サンマイクロシステムズで検証用言語「Vera」を開発したチームが創設者となる2002年設立のEDAベンチャーで、現在、OCP-IPの「System Level Design and the Verification working groups」に参加している。
今回、JEDAが提供を発表したOCP-IPコンプライアンスチェッカーは、同社のSystemCアサーションツール「NSCa」を用いて作られたもので、SystemCの設計および検証環境に簡単に接続する事が可能。当然ながら、OCP-IPのコンプライアンスチェックに準拠しており、シミュレーション中にOCPインタフェースをモニターし、プロトコル・コンプライアンスのチェックおよびエラーレポートを行うほか、OCPプロトコルに対するテストベンチのカバレッジも計測することができるという。
尚、JEDAの提供するSystemCアサーションツール「NSCa」は、SystemCアサーションをベースとした検証環境で、アサーションの作成とそれを用いたシステムレベルの検証・デバッグを包括的にサポート。SVA(SystemVelirogAssertions)を変換して利用する為のトランスレータ「NBridge-SVA」も用意されている。
今回寄贈が発表されたOCP-IPコンプライアンスチェッカーは、JEDAのホームページより無料でダウンロードすることが可能で、合わせて「NSCa」の無料評価版もダウンロードできる。
ちなみに「NSCa」のライセンス価格は25000米ドルからで、日本国内の販売代理店は未だ存在していない。
※JEDA Technologies
http://www.jedatechnologies.net/base/?q=
※OCP-IP
http://www.ocpip.org/home
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