2006年3月23日、ARMは、ルネサステクノロジが、ARMのESLツール「ARM RealView SoC Designer」のライセンスを取得したことを発表した。
プレスリリース:http://www.jp.arm.com/pressroom/06/060323.html
「ARM RealView SoC Designer」は、SoCの仮想プロトタイピングツールで、ARMコアを用いたSoCをサイクル精度またはトランザクション精度でモデリングすることが可能。SoCのアーキテクチャ解析やソフトウェア開発期間の短縮を実現できる。
また、ARMからは、SystemC TLMインタフェースの「RealView ESL API」が無償提供されており、設計者はこれを用いる事で、トランザクション・ベースのシステムシミュレーションやデバッグ、プロファイリングなどを統一されたインタフェースで行うことができるほか、「RealView SoC Designer」は、半導体IPの業界標準策定団体「SPIRIT」の規格や「SystemC ESL言語規格」に適合しているため、設計者は設計データをシームレスに移行できる。
ARMによると、今回のルネサステクノロジのライセンス取得は、STマイクロエレクトロニクス、インフィニオン、Thomson、サムスン、TTPComなど各国の業界大手に続くもので、サムスンの報告では、RealView ESLツールによって設計期間を約40%短縮したというサムスンの報告もあるという。
※「ARM RealView SoC Designer」に関する詳細は、アーム株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.jp.arm.com
※ルネサステクノロジ株式会社
http://japan.renesas.com/homepage.jsp
※SPIRIT(Structure for Packaging&knm Integrating and Re-using IP within Tool-flows)
http://www.spiritconsortium.com
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