2006年2月6日、ESLツール大手の米コーウェア社は、MIPSの最新プロセッサ「MIPS32 34Kコア」のプロセッサモデルを同社のSystemCベースの「CoWare Model Library」に追加したと発表した。
プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2006/2006.02.07.html
今回新たにモデルが追加されたMIPSの「MIPS32 34Kコア」は、同日MIPSより発表されたばかりの組み込みアプリケーション向けの最新ファミリで、マルチスレッド機能やDSP機能など革新的な機能の搭載により、低消費電力と処理能力の向上を合わせて実現する。
※MIPS32 34Kコアに関するプレスリリース:http://www.mips.jp/06press/Releases/2006/06_02_06b.html
この「MIPS32 34Kコア」のプロセッサモデルが「CoWare Model Library」に追加された事によって、コーウェアの統合設計環境「ConvergenSC」上で、MIPS32 34Kを用いたシステムの最適なアーキテクチャ開発すなわちシステムパフォーマンスの評価と最適化が可能となる。
「CoWare Model Library」には、プロセッサモデルの他にAMBAやOCP-IP準拠のオンチップのインターコネクトモデルやペリフェラル・モデルなども含まれており、これらのライブラリを用いる事で、設計者は設計の初期段階でシステムのバーチャルモデル(SoCプラットフォームのSystemCトランザクションモデル)を短時間でモデリングすることが可能。そのバーチャルモデルをベースに効率よく設計を進める事ができる。
この手法は、コーウェアが「Platform-driven ESL Design」と呼ぶ新しい設計手法で、SystemCのトランザクションモデルをベースとすることで、再利用性と費用対効果の高いモデリングを実現できるという。
尚、発表された「MIPS32 34Kコア」のプロセッサモデルは、「CoWare Model Library」の新しい追加パッケージにて既にリリース済み。
※「CoWare Model Library」及びその他製品に関する詳細は、コーウェア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp/
※「MIPS32 34Kコア」に関する詳細は、ミップス・テクノロジーズにお問い合わせ下さい。
http://www.mips.jp/
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