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STマイクロ、シノプシスの「IC Compiler」で超低電力マルチメディア・プロセッサをテープアウト

2006年2月15日、シノプシスは、STマイクロエレクトロニクスが、シノプシスの「IC Compiler」を用いて次世代超低電力マルチメディア・プロセッサをテープアウトした事を発表した。

プレスリリース:http://www.synopsys.com/news/announce/press2006/iccompiler_stm_pr.html(英文)

「IC Compiler」が用いられたのは、STマイクロの主力製品「Nomadik(ノマディック)」マルチメディア・プロセッサの設計。音声やビデオのパフォーマンスを維持しながら、消費電力を大幅に削減するという大きな課題をクリアし、難しいタイミング収束を従来よりも3倍速く完了させることができたという。

STのAlain Artieri氏(アプリケーション・プロセッサ事業部、ディレクター)は、今回の設計の成功を受けて、65nmのマルチメディア設計にも「IC Compiler」を使う準備を進めていると語っている。

「IC Compiler」は、RTLからシリコン・インプリメントまでの処理を一貫した形で提供するフィジカル設計統合環境。配置、クロックツリー合成、配線を全て統合し、フィジカル合成を全配置配線工程に渡って一貫して実行する事ができる。

※「IC Compiler」の製品概要はこちら
http://www.eda-express.com/catalog/?m=s&idno=1760020&an=5430

※「IC Compiler」に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp/index.html

※STマイクロエレクトロニクス
http://www.st-japan.co.jp/stonline/prodpres/dedicate/proc/proc.htm

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2006/02/17 )

 

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