2006年2月21日、新たに発表された米テンシリカの標準プロセッサ「ダイヤモンド・プロセッサ・コア」向けの設計環境のサポートをEDA大手各社が相次いで発表した。
各社のプレスリリースとサポート内容は以下の通り。
■シノプシス(2月20日発表)http://www.tensilica.co.jp/html/press/Diamond_Synopsys-0220.html
ダイヤモンド・スタンダード・プロセッサ向けSynopsys用リファレンス設計フローを用意。Design Compiler、Power Compiler、DFT Compiler、Physical Compiler、Astro、PrimeTime、VCSが含まれている。
■EVE(2月20日発表)
http://www.tensilica.co.jp/html/press/Diamond_Eve-0220.html
ハードウェア支援検証プラットフォーム「ZeBu-Diamond」上のFPGAにテンシリカのダイヤモンド・プロセッサを組み込んで提供。組み込みソフトウェア開発のための高速なプロトタイピング環境としてリリースする。
■ケイデンス(2月20日発表)
http://www.tensilica.com/news_events/pr_2006_02_20_cadence.htm(英文)
RTL-to-GDSIIフロー「Encounter platform」をベースとした、ダイヤモンド・プロセッサを用いたSoC開発向けの「 Tensilica-Cadence Encounter RTL-to-GDSII methodology」をサポート。
■マグマ・デザイン・オートメーション(2月21日発表)
http://www.tensilica.co.jp/html/press/Diamond_magma-0221.html
RTLから配置までの「Blast Create」とフィジカル・デザイン・ソリューション「Blast Fusion」をベースにした、ダイヤモンド・スタンダード・プロセッサ・コア用SoCデザインフローを用意。
■メンター・グラフィックス(2月21日発表)
http://www.mentor.com/company/news/seamless_tensilica.cfm
ハードとソフトの協調検証環境「Seamless」がダイヤモンド・プロセッサをサポート。組み込みシステムにおける、ダイヤモンド・プロセッサ回りのインタフェースを検証・デバッグする事ができるようになる。
これらEDA大手各社のサポート表明は、「ダイヤモンド・プロセッサ」を利用する設計者に安心感を与え、製品の普及を促進すると同時に、その他EDAベンダの「ダイヤモンド・プロセッサ」のサポートを後押しする事になると見られる。
※日本シノプシス http://www.synopsys.co.jp
※日本イヴ http://www.eve-japan.co.jp
※日本ケンデンス http://www.cadence.co.jp
※マグマ・デザイン・オートメーション http://www.magma-da.co.jp
※メンター・グイラフィックス・ジャパン http://www.mentorg.co.jp
|ページの先頭へ|