2006年2月20日、ARMは、NECエレクトロニクスに、モバイル機器向けプロセッサ「ARM 1176JZF-S」のライセンスを供与したことを発表した。
プレスリリース:http://www.jp.arm.com/pressroom/06/060220.html
「ARM1176JZF-S」プロセッサは、内蔵する浮動小数点プロセッサによる優れたグラフィックス能力と、低消費電力化機能が大きな特徴で、Artisanの低消費電力ライブラリを併用することで、プロセッサの消費電力を最大60%削減することができる。
また、NECエレクトロニクスが合わせてライセンスを受けた「PrimeCell AXI対応レベル2キャッシュ・コントローラ」は、様々なOSに移植可能なセキュリティ・ソリューションで、これらの技術よって、盗聴防御などセキュリティ機能の向上と、動画処理など高度なアプリケーションを高品質・低消費電力で実現するという携帯端末向けシステムLSIのニーズを満たす事が出来るようになる。
更に、「ARM1176JZF-S」プロセッサと「レベル2キャッシュ・コントローラ」は、ARMの次世代インターフェース「AXI」に対応しているため、バスのボトルネックを解消したSoC開発も実現できる。
NECエレクトロニクスは、「ARM1176JZF-S」の低消費電力化能力と、容易に盗聴防止機能を実現できる点を評価しライセンス契約に至ったという。
※「ARM1176JZF-S」に関する詳細は、アーム株式会社にお問い合わせ下さい。 http://www.jp.arm.com/
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