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ARMとHandshake Solutions、 業界初のクロックレス・プロセッサを発表>>リアルタイム・チップ設計に対応

2006年2月14日、ARMと蘭Handshake Solutions社は、新しいクロックレス・プロセッサ「ARM996HS」を発表した。

プレスリリース:http://www.jp.arm.com/pressroom/06/060214.html

発表された「ARM996HS」プロセッサは、ライセンス提供される業界初のクロックレス・プロセッサで、蘭ロイヤル・フィリップスの1事業部門であるHandshake Solutions社の独自のクロックレス技術が採用されている。

Handshake SolutionsのクロックレスIC設計技術は、既にセルフタイムド回路の実装において実証済みの技術で、この技術によってリアルタイム動作を実現することが可能となるほか、プロセッサ外部のクロック信号が無くなることで、EMI(電磁妨害)を大幅に削減することができるようになる。

また、クロックレス・プロセッサは、動作停止中はダイナミックな消費電力がゼロのため、同期プロセッサと比べて消費電力を低く抑えることもできるため、車載、医療、民生電子機器など電流消費を下げ、バッテリ寿命を延長する必要のあるアプリケーションに最適なソリューションを提供することができる。

尚、「ARM996HS」は、同期(クロックド)と非同期(クロックレス)の両方のLSIに対応しており、消費電力を抑えるARM Metro ファミリなどの標準セル・ライブラリや既存のEDAツールを用いて設計することが可能。既にライセンス供与が開始されており、ARM Metro標準セル・ライブラリも、高性能実装向けのARM Advantageライブラリとともに提供されている。

※「ARM996HS」プロセッサに関する詳細は、アーム株式会社にお問い合わせ下さい。http://www.jp.arm.com/

※Handshake Solutions社 http://www.handshakesolutions.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2006/02/15 )

 

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