2006年1月17日、組み込み向けCASEツール大手のキャッツは、同社の「XModelink SystemC Debugger」がEclipseプラットフォームに対応することを発表した。
関連情報:http://www.zipc.com/product/xmodelink/eclipse.html
キャッツは、組み込み向け製品とは別に、LSI設計向け製品ライン「XModelinkシリーズ」の開発および販売を展開中で、現在、SystemCのデバッガ「XModelink SystemC Debugger」とSystemCのモデルベース設計環境「XModelink SoC Modeler」をリリースしている。
「XModelink SystemC Debugger」は、これまでWindowsプラットフォームのみの対応であったため、Linuxユーザにとっては使いたくても使えないツールとなっていた。
今回、「SystemC Debugger」がEclipseプラットフォームに対応することによって、ユーザはLinuxなどプラットフォームを選ばすに製品を利用できるようになり、また、もう一つの製品「 SoC Modeler」と同一のプラットフォーム上でより強い連携が可能となる。
尚、Eclipseプラットフォームへの対応にあたっては、これまで、「SystemC Debugger」のWindows版で実現されていた以下の各機能が移植されており、SystemC2.1にも対応を済ませているという。
■実行時間の表示機能
■SystemCウォッチ機能
■プロセス表示機能
■ソースコードジャンプ機能
■静的解析機能(インターフェース、ポート、接続、メンバー関数など)
■波形観測機能(イベント遷移ビューア、VCD 波形ビューア機能など)
また、キャッツによると、発表された「SystemC Debugger」のEclipse対応版は、来週26日より開催のEDSFair2006にてβ版を出品し、2006年4月より製品正式版の出荷を開始する予定だという。
※「XModelink SystemC Debugger」の製品概要はこちら
http://www.eda-express.com/catalog/?m=s&idno=2060020&an=5300
※「XModelink SystemC Debugger」に関する詳細は、キャッツ株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.zipc.com
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