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サミットと米MathStar、FPOA開発向けSystemC設計環境で提携を延長

2006年1月11日、SystemC対応のESLツールを手がける米サミット・デザインとプログラマブル・デバイスベンダの米MathStarは、MathStarのFPOA向けのシステムレベル設計環境について、引き続き提携していくことを発表した。

プレスリリース:http://www.mathstar.com(英文)

MathStarは、FPOA(Field Programmable Object Array)と呼ぶプログラマル・デバイスを提供する企業で、OEM契約によってFPOAの開発プラットフォームにサミットの Visual Eliteを取り込んでいる。

FPOAは、FPGAよりも粒度の大きいSO(Silicon Objects)と呼ぶ回路ブロックで構成されており、RTLよりも高い抽象レベルのモデルを直接マッピングすることが可能。

それにより、論理合成やタイミング収束に関わる設計工数を大幅に削減できると同時に、内蔵する大規模な並列プロセッサ・アレイによって、最大動作周波数1GHzを実現可能だという。

MathStarは、これまでFPOA開発のためのVisual Elite向けSystemCライブラリを提供してきており、このライブラリとVisual Eliteを用いることで、システムレベルのモデリングからFPOAへのマッピングがダイレクトに繋がる設計フローを確立できる。

尚、Mathstarは現在FPOAの最初のサンプル品を出荷中で、設計ツールと評価ボードを含むFPOAの開発プラットフォームの供給も開始している。同社は、引き続きサミットとの提携を進め、画像、通信、航空、軍事といった分野への製品普及を目指すとしている。

※Mathstar http://www.mathstar.com

※サミット・デザイン・ジャパン http://www.sd.com/japan

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2006/01/12 )

 

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