パシフィコ横浜で開催されたEDSFair2006で目にした、サミット・デザイン・ジャパン株式会社のブース。
サミットは、2月上旬リリース予定のSystemCのデバッグおよび開発環境「Vista」バージョン1.1をリリースに先駆けて展示しデモを実演していた。今回の出展が同製品の初披露になるという。
「Vista」の最新バージョンの目玉は、新たに追加される「トランザクション解析ビューワ」で、GUI上で階層チャネルのポートを指定すると、トランザクションの応答や引数の動きなどをグラフィカルに確認することができる。
通常、同種の機能はOSCI-TLMやOCP-IPなど何かしらのAPIを追加する形となるが、「Vista」の「トランザクション解析ビューワ」は、特定のAPIを追加することなく、ユーザの記述した構造体などあらゆるトランザクションを見る事ができるのだという。
尚、この新機能は「Vista」のオプション機能としてではなく、デフォルト機能として製品に搭載され、全ての「Vista」ユーザに保守の範囲内で無償提供されるとの事。
また、先日米Actis社との連携が発表されたばかりだが、早速、「Vista」とSystemCリントツール「AccurateC」とのコラボレーションに関するツールデモが行われ、サミットの「Vista」上で「AccurateC」のエラーメッセージが確認できる様子が披露されていた。
※関連ニュース「サミット、SystemC設計の生産性向上に向けて米アクティスと協力」
http://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=267
※サミット・デザイン・ジャパン株式会社 http://www.sd.com/japan/
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