パシフィコ横浜で開催されたEDSFair2006で目にした、英Silistix社のブース。
Silistixは、日本国内への製品販売を開始したばかりのイギリスのEDAベンチャーで、ブースでは、「CHAINworks」という、セルフタイムド方式のSoCインターコネクト開発用ツールを展示していた。
同製品は大雑把な表現をすると、SoCの内部バスを合成するツールで、デザインのインタフェースに関する情報やクロック数などを入力することによって、「CHAINファブリック」と呼ばれる非同期バスを自動生成することができる。
バスを非同期にすることによって、消費電力の削減を実現でき同時にタイミング収束を容易に行えるという大きなメリットが得られるという。
未だ国内の販売代理店は存在せず国内の導入実績も無いが、既に評価を開始した企業もあり、これから本格的な国内販売を進めていくとの事。
ちなみに製品はタームライセンスで、価格はDesignCompilerと同程度。
非同期バス関連の研究をされていた、東京大学の南谷教授が同社のテクニカルアドバイザーになっている。
※Slistix社 http://www.silistix.com
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