パシフィコ横浜で開催されたEDSFair2006で目にした、株式会社ソリトンシステムズのブース。
ソリトンシステムズでは、従来から取り扱っているHDLシミュレータ「Active-HDL」や動作合成ツール「eXCite」の他に、新たなIP製品を2種類展示していた。
一つは米Novocell社のOTP(One-Time-Programmable)メモリで、CMOSプロセスで使用できる新しい技術を用いたメモリ。従来の電荷保存とは違い電圧破壊によって論理を実現するメモリで、セキュリティ性の高さと小面積が特徴。米Novocell社は、OTPメモリに関する特許を3種取得しているという。
もう一つは、カナダMOSAID社のDFS(Digital Frequency Synthesizer)と呼ばれるPLLで、従来の整数定倍出力のみのPLLと違い、小数定倍出力も可能なほか、入力は1Mhz?300Mhzまで対応可能で様々な用途に対しこのPLL一つで対応する事ができるという。
MOSAID社は、元々ライブラリ開発ベンダとして実績の高い米Virtual Silicon社と合併して設立された会社で、このDFSについても既に国内への納入実績があるとの事。
また、話によると、DFSは複数のPLLの置き換えや、デザインハウスが予め購入し、受託する設計に適用するといったケースが多いという。
尚、いずれの製品も、国内の販売総代理店はソリトンシステムズとなっている。
※株式会社ソリトンシステムズ http://soliton.co.jp/
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