パシフィコ横浜で開催されたEDSFair2006で目にした、株式会社礎デザインオートメーションのブース。
礎デザインオートメーションは、先日発表したばかりの浮動小数点の固定小数点化ツール「FP-Fixer」を製品リリースに先駆けて参考出品していた。
「FP-Fixer」は、Cで記述されたアルゴリズムをハードウェア化したり、DSPで処理する場合に有効な製品で、ビット幅の精度算出を自動化しCの環境で高速にシミュレーションすることができる。
話によると、この製品は同社の開催する「Cアルゴリズムのハード化手法」という有料セミナーで紹介している設計ノウハウをツール化したもので、今後も「FP」シリーズとして同社のC言語設計ノウハウをEDAツールとして製品化していく予定だという。
尚、この「FP-Fixer」は、今年の4月から正式リリース予定で、「FP」シリーズの第二弾はPower解析関連の製品で来年の製品化を目指しているとの事。
また、同社はこれまで動作合成ツール「DesignPrototyper」の開発、販売、サポートを行っていたが、同製品のライセンサーとの契約終了に伴い、取り扱いを中止する事になったという事で、今後は新製品の開発・販売や顧客専用のカスタムEDAツール開発に力を注いでいくと聞いた。
※関連ニュース「礎DAが浮動小数点型変数の固定小数点化ツール、「FP-Fixer」を発表」
http://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=276
※株式会社礎デザインオートメーション http://www.ishizue-da.co.jp
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