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【EDSF2006】英Criticalblue>>コプロセッサの自動生成ツール

パシフィコ横浜で開催されたEDSFair2006で目にした、英Criticalblue社のブース。

Criticalblueは、2003年に設立された会社で、昨年のDAC出展をきっかけに日本企業との接点が生まれ、昨年の夏から日本国内の製品販売に取り組んでいる。現在のところ国内の販売代理店は存在していない。

ブースでデモが実演されていた「Cascade(カスケード)」という同社の製品は、ソフトウェアのボトルネックを自動的にコプロセッサとして合成しRTLを出力する。また、バスインタフェースのRTLやRTLのテストベンチ、合成実行スクリプト、シミュレーション用のSystemCモデル、コプロセッサ用のマイクロコードなども合わせて出力してくれる。

日本のマーケティング担当であるRick Ader氏によると、同社製品の最大のメリットは、既存の設計フローを変えることなく、システムパフォーマンスを容易に向上できる点で、他社の専用カスタムプロセッサを生成する手法と違い、汎用のメインプロセッサを用いた従来手法の延長上で利用できるところが受けているという。

ヨーロッパでは、STマイクロシステムをはじめ大手メーカーへの導入実績があり、日本国内でも既に評価を終了し、導入へ向けた話を進めている顧客が数社存在しているとの事。

尚、製品はツールのライセンスとして提供されるが、チップ化に応じて売り上げを得るビジネスモデルをとっている。ライセンス価格は日本円で約600万円から。

※Criticalblue社 http://www.criticalblue.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2006/01/28 )

 

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