2006年1月5日、米BlueSpec社は、同社の動作合成ツールを骨子とした、大規模回路設計の講義資料が米MIT(マサチューセッツ工科大学)のOpenCourseWareに加えられたと発表した。
プレスリリース:http://www.bluespec.com/news/MITOCW010506.htm(英文)
MITのOpenCourseWareは、同大学で開講されている2000以上のコース(講義)について、その基礎資料をWebサイトを通じて世界に無料で公開するというプロジェクトで、新たな教育モデルとして世界中で注目されている。
2001年にプロジェクトが発表され、2003年よりWeb上の資料公開がスタート。現在1259のコースが公開されているという。
今回MITのOCWに加わったコースNo 6.884 「Complex Digital Systems」は、BlueSpecの生みの親である MITのArvind教授と同じくMITのKrste Asanovic助教授によって作られたものであり、そのメソドロジーは、BlueSpecの合成ツールがベースとなっている。
BlueSpecの合成ツールは、TRS(Term Rewriting Systems)ベース合成という独自技術により、制御ロジックが自動合成可能な点、SystemVerilogをベースとしている点などが特徴とされている。
※BlueSpec社 http://www.bluespec.com/index.htm
※MIT OpenCourseWare http://ocw.mit.edu/index.html
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