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米Arithmatica、データパス系IPのリターゲティングを最適化する新ツールを発表

2006年1月10日、データパス合成ツールや演算器IPを手掛ける米Arithmaticaは、同社ツール「CellMath Designer」を拡張する新ツール「CellMath Optimizer」を発表した。

プレスリリース:http://www.arithmatica.com/news/rel060110.html(英文)

「CellMath Optimizer」は、データパス系のIPモジュールを効率良くリターゲティングするための最適化ツールで、パフォーマンスを損なう事無く、IPを新たなタイミング制約や新たなシリコンターゲットに基づいて再マッピングすることができる。

最適化は、オリジナルのHDLデザインと合わせテクノロジ・ファイル(.lib互換)とタイミング制約(SDC互換)を読み込んだ上で行われ、通常10?20%のパフォーマンス改善を見込む事が可能だという。

また、最適化が完了すると、論理合成向けのゲートレベルのネットリストを出力するほか、シミュレーション用のVerilog?RTL、ビット・アキュレートCモデルなどの出力もサポートし、これら出力モデルを用いてフォーマル検証を行う事もできる。

尚、日本国内では丸紅ソリューションがArithmatica社の国内代理店として製品を販売しており、発表された「CellMath Optimizer」の米国での年間ライセンスは19000ドルとなっている。

※CellMath Designerの製品概要はこちら
http://www.eda-express.com/catalog/?m=s&idno=1140010&cn=1140

※丸紅ソリューション 
http://www.msol.co.jp/

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2006/01/16 )

 

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