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AccelChip、MATLABから検証用C++モデルを生成する新ツールを発表

2006年1月9日、DSP合成ツールを手がける米AccelChip社は、DSP合成ツール「AccelChip」とIPツールキット「AccelWare」の新バージョン2006.1を発表した。

発表された新バージョンには、AccelChipのオプション機能として、新たに「M2C-Accelerator」が用意されており、これを用いてMATLABから検証用のC++モデルを自動生成する事ができるという。

プレスリリース:http://www.accelchip.com/files/pressreleases/2006 1 PR 010906pdf.pdf (英文)

「M2C-Accelerator」は、これまで手作業で行われていた、MATLABモデルからCモデルへの変換作業を自動化するもので、MATLABの浮動小数点モデルからC++の固定小数点モデルを自動生成することができる。

生成されたC++モデルは、MATLAB、Simulink、Xilinx社 System Generator、その他Cによる検証環境で使用する事が可能で、AccelChipの顧客の試用例では、従来のCベース検証環境よりも1000倍、MATLAB固定小数点モデルのランタイムよりも150倍高速な検証パフォーマンスを実証できたという。

また、今回のバージョンアップでは、新たに「AccelProbe」と呼ばれる機能も追加されており、この機能によって、デザイン中の変数をグラフィカルな形でレポート表示し、浮動小数点の固定小数点変換を効果的に支援することが可能となる。

尚、発表されたAccelChipのバージョン2006.1は既に出荷が開始されており、既存のAccelChipユーザは保守の範囲内で無償アップグレードが可能。

新規のライセンス価格は、AccelChipは15000ドル、M2C-Acceleratorは5000ドルから開始となっている。(共に6ヶ月間ライセンスの場合)

日本国内においては、株式会社ロッキーがAccelChipの販売代理店となっている。
※株式会社ロッキー http://www.kkrocky.com/

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2006/01/10 )

 

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