2005年11月14日、英セロックシカと英Sundance Multiprocessor Technology社は、SDR(Software-Defined Radio:ソフトウェア無線)開発キットのリリースを発表した。
プレスリリース:http://www.celoxica.co.jp/corporate/pressreleases/show_release.asp?DocumentID=400(セロックシカ)
同開発キットは、防衛、民間、商用市場セグメント向け次世代ワイヤレス通信アプリケーションの開発をターゲットとしたもので、SDR波形をCベースで設計するためのセロックシカのESL設計開発環境、ならびにDSPやFPGAを搭載したSundance社のCOTS開発用ボードで構成される。
具体的なキット内容は下記の通り。
■Sundance社 COTS開発用ボード
■Xilinx製FPGA、TI製DSPを搭載した交換可能なモジュール
■セロックシカ DK Design Suite ならびにシステムレベルAPI
■Mathworks Simulink
■テキサス・インスツルメンツ Code Composer Studio
■XilinxのSystem Generator
この開発キットは、Cベースおよびモデルベースの設計手法を、APIとして用意されたIP、FPGAおよびDSPモジュールと組み合わせることにより、SDRで必要とされる非常に複雑な信号処理を短期間に実装できるようにしたもので、付属するAPIによりボードの詳細仕様に関係なく、統一されたインタフェースでSDRモデルとIPを開発することができるという。
SDRは、オープン・アーキテクチャに基づくソリューションとリコンフィギュラブル性、ユビキタス接続性を提供することが可能。無線機能をソフトウェアまたはFPGAなどのハードウェア・モジュールとして実装することにより、Bluetoothを使ったワイヤレスLAN、レーダー、GPS等の幅広い無線アプリケーションが低コストで実現できる。
■セロックシカ、Worldwide Marketing、Vice President、 Jeff Jussel氏のコメント:
「変化する標準規格やプロトコルに対応し、新しいネットワーク機器およびサービスを迅速に展開、更新できなければ、ダイナミック・リコンフィギュレーションやパラメータ選択というSDRの提供する根本的な価値提案が大幅に損なわれてしまいます。」
「機器メーカーは共通のプラットフォームで様々な規格をサポートできるシステムを求めており、この開発キットを使うことで従来と比較してより迅速かつ柔軟にそれを達成することができます。」
※製品の価格及び製品に関する詳細は、日本セロックシカまでお問い合わせ下さい。
http://www.celoxica.co.jp
sales.japan@celoxica.com
※英Sundance Multiprocessor Technology社
http://www.sundance.com/
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