2005年12月1日、サイバネットシステムは、MATLABの分散処理用のツールである「Distributed Computing Toolbox2.0」と「Distributed Computing Engine2.0」の国内販売を2006年より開始すると発表した。
プレスリリース:http://www.cybernet.co.jp/ir/release/051201.shtml
販売開始が発表された「Distributed Computing Toolbox」は、MATLABモジュールの一つで、様々なパラメータを用いる繰り返し計算等のMATLABで作成したプログラムを、分散処理を実行するためのタスクに分け、コンピュータクラスタ上で演算された結果を受け取ることが可能。別々のマシンでタスクを実行させることにより、演算時間を短縮させることができる。
「MATLAB Distributed Computing Engine」は、worker(ワーカー)と呼ばれる、コンピュータクラスタ上のMATLABセッションにてMATLAB関数を実行することが可能。workerとなるクラスタマシンには、MATLAB Distributed Computing Engineのライセンスのみをインストールすることで、Distributed Computing Toolboxから渡されるタスクを実行することができる。
また、Platform Computing Inc.(国内販売:プラットフォームコンピューティング株式会社)の分散処理用のスケジューラであるLSFも、Distributed Computing Toolboxから利用することができ、タスクの優先順位付けなどのLSFが有する機能の利用が可能。
尚、販売価格は、Distributed Computing Toolbox が165000円より、Distributed Computing Engine が981000円より、サイバネットは初年度20セットの販売を見込んでいるという。
※製品に関する詳細はサイバネットシステムにお問い合わせ下さい。 http://www.cybernet.co.jp/
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