2005年12月12日、IEEEは、システム記述言語SystemCをIEEE1666として標準化を承認した。
プレスリリース:http://standards.ieee.org/announcements/pr_p1666.html
IEEE1666(SystemC)は、SystemCの標準化推進団体OSCI(Open SystemC Initiative)によって開発され、IEEEへ渡されたSystemC 2.1 Language Reference Manualがベースとなっており、ハードウェアおよびソフトウェアのモデリングをより高い抽象度へと引き上げる事が出来る。
IEEE Standards AssociationのチェアマンChuck Adams氏は、8ヶ月以下と早い期間でSystemCの標準化を完了した事について、OSCIに対し感謝のコメントを送っている。
日本国内では、IEEE標準化を待つ事無く既にSystemCの普及が進んでおり、システムレベル設計における事実上の標準言語となっているのが現状で、SystemCによる設計事例なども数多く発表されている。
ここ最近は、EDAベンダによるSystemC言語のサポートも一般化してきており、今後は、SystemCをベースとしたシステムレベルIPの普及なども予想される。
尚、2006年1月27日にSystemCユーザフォーラム2006が開催され、SystemCの最新の技術動向や設計事例が紹介される予定。
http://www.edsfair.com/conference/systemdesign.html
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