2005年12月8日、シノプシスは、米HPL Technologies社の買収を完了したと発表した。
買収価格は現金約1300万米ドル、1株あたり0.30米ドルであったという。
プレスリリース:http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2005/20051207.html
HPLは、テストチップ・ソリューションやDFMツールを提供していた企業で、HPLのDFMツールは、製造プロセスにおける様々な欠陥を解析し、歩留まり判断や歩留まり改善・管理する機能を持つ。
シノプシスによる同社の買収は、2005年10月に発表されており、この2ヶ月間で全ての買収手続きが完了した形となる。
今回の買収によるシノプシスの最大の利点は、システマティック欠陥を削減するために必要な歩留まりデータへのダイレクト・アクセスを実現できることにあり、シノプシスのプロセス・ソリューションを製造工程と直結することで、設計コンセプト構築から製造までの期間を大幅に短縮し、新デザインの開発が促進されることになるという。
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