2005年11月7日、クイックロジックは、携帯型電子機器に最適な超低消費電力のFPGA「PolarPro」を発表した。「PolarPro」は、消費電力10μA以下を実現するという。
プレスリリース:http://www.quicklogic.co.jp/PDFs/051107.pdf
「PolarPro」には、ディープスリープ型インスタントVLPスタンバイモードが装備されており、スタンバイモード時にロジックコアからI/Oパッドを切り離す専用回路の働きによって、フラッシュ型FPGAの1000分の1以下/SRAM型FPGAの10000分の1以下となる消費電力10μA以下を実現する事ができる。
また、ホストプロセッサは、「PolaroPro」のスリープモードをマイクロ秒単位でオン・オフ切り替えできるため、ハードウェアの制御もシステムレベルの割り込み機能で効率的に処理する事ができ、バッテリパワーを大幅に節約できると同時にバス接続時に発生する過大な電力消費の問題も解決可能となる。
更に、「PolaroPro」アーキテクチャには、数個のクロック領域をブリッジするためのFIFOコントローラや特殊回路が搭載されるほか、デバイス内部や回路基板外部の相互接続遅延を保証する機能が提供されており、設計者はシームレスかつ低コストでクロック領域のブリッジング作業を行うことができるという。
尚、発表された「PolaroPro」のサンプル出荷はこの12月より開始予定で、大量購入時のチップ単価は$2.95程度。「PolaroPro」に対応した開発環境「QuickWorks Version9.8」は12月初旬からクイックロジックのWebサイト上で公開される予定。(プレスリリース要約)
※「PolaroPro」に関する詳細は、クイックロジック株式会社までお問い合わせ下さい。 http://www.quicklogic.co.jp/index.html
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