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【ET2005】豊通エレ、車載ECUの仮想化推進組織を発足>>3社が参画を表明

2005年11月16日、豊通エレクトロニクスは、パシフィコ横浜で開催中の組み込み総合展示会ET2005において、車載ECUをバーチャルな環境で開発するための推進団体「Virtual ECU Club」の発足を発表した。

「Virtual ECU Club」には、ガイア・システム・ソリューション、富士通テン、トヨタテクノサービスの3社が既に参画を合意しており、今後、開発ツールメーカーの参加を広く募っていく計画だという。

プレスリリース:http://www.gaiaweb.co.jp/press-release/p-r051116.html

「Virtual ECU Club」は、急増する車載ECUのソフトウェア開発負担軽減を最終的な目的として発足した組織で、自動車メーカーや車装品メーカーに対し、実機レスのバーチャルなフトウェア開発環境を提供し、ソフトウェア開発期間の短縮や開発に関わるコスト削減を狙う。

具体的な活動としては、豊通エレクトロニクスが各開発ツールサプライヤの統一窓口として、代理店契約を取りまとめる形となり、「Virtual ECU Club」は、仮想開発環境の導入に伴う顧客の負担を参画企業で代行し、環境立ち上げに必要な初期費用を内部償却することで、ツールのライセンス料のみで、仮想開発環境の提供を進めていくという。これにより、ユーザは開発環境の導入をスムーズに進める事が可能で、それに関わるコスト負担も低減できる。

「Virtual ECU Club」は、提供する開発環境の第一弾として、ガイア・システム・ソリューションが販売する、米Vast System Technology社の超高速シミュレータ「CoMET」および「METeor」、それに、富士通テンのリアルタイム・シミュレータ「CRAMAS」をライセンス供給製品として登録しており、車載ECUのソフトウェア開発者をターゲットにトヨタ自動車グループ以外にも広く門戸を開放していくという。

また、記者発表では詳細な説明は無かったが、「Virtual ECU Club」の4社は、既に次世代車載LANのインタフェース規格「FlexRay」用の仮想開発環境を構築した事をプレスリリースで発表している。(プレスリリース要約)

※本件に関する詳細は、下記関係各社にお問い合わせ下さい。

株式会社豊通エレクトロニクス http://www.toyotsu-electronics.co.jp/
ソフトウェアインテグレーショングループ
Virtual ECU Club営業窓口
香野 孝通
TEL:052-584-8708
FAX:052-584-8728
E-Mail:KONO_TAKAMICHI@tte.toyotsu.net

株式会社ガイア・システム・ソリューション http://www.gaiaweb.co.jp/
Virtual ECU Clubプレス発表担当窓口
島崎 美砂 
TEL:03-3443-9720
FAX:03-3443-9721
E-Mail: first_contact@gaiaweb.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2005/11/16 )

 

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